こんにちは。今日は月一の通院日です、くろのんです。
この病院に通い始めて早5年になりますが、長いこと通ってると色々と変わりますね。
- 入院時にお世話になった看護師長さんが定年
- その看護師さんが人員不足で再雇用(闇)
- 入院時に部屋担当の若い看護師さんが結婚、妊娠、出産
- 同室してた中学生の子が大学生
- 院内で知人ができる
などなど…
時間って残酷ですね。(?)
自分が何も変わろうとしてないって言うのはだめだよ(ガラスハート)
どの出来事ひとつ取っても色んなストーリーがあって、変わってるようでそうでないものあるし、その逆もまた然り。
5年前
通い始めるきっかけになった5年前の話。
現在は友人の仲ですが、車椅子に乗る生活をしていた女性がいます。
その方の病名はわかりませんが、出会った当初は歩行が困難な状態でした。
彼女は周囲に同年代の人がおらず、話し相手が居なかった彼女は、僕が入院してきた時は少し嬉しかったようです。(看護師長さん談)
彼女の印象ですが、僕からしたら「喋る子だなあ」って印象しかなかったのですが、看護師さんたちからは「こんなに喋る子なんだ」と驚かれてたそうで…。
それまでの彼女はぼんやりと外を見て、スマホいじって、たまに図書を読んで生活していたそうです。
そんな彼女は僕の病室に来ては、僕の聴いてる音楽を聴いたり、持ってきた漫画を借りて読んだりして会話もしてくれました。
普段は遠出も出来ないし、書庫も病室に多くの私物は置けないから退屈だったんだろうやって。
どんな理由でも自分に興味を持ってくれるっていいですね。
正直可愛かったし、めっちゃ嬉しかったです。
ハイ。
ハイ、じゃないが。
当時聴いてた音楽↓
【コナミスタイル限定盤】beatmania IIDX 20 tricoro ORIGINAL SOUNDTRACK Vol.1(CD)
- 発売日: 2013/03/10
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
ハァ…ハァ…t....tricoro....?ハァ…
僕の退院後
そんな感じの生活を僕が退院するまでの50日間続けていき、退院時には連絡先も交換しました。
当時は「互いに持病抱える者同士頑張ろうね~」ぐらいの気持ちだったけど、退院後も連絡取るかわからなかったです。正直。ウン。
このブログ見られたら次回診察で後ろから轢かれそう。
…まあそれだったならこんなブログ書いてませんね。
その後も彼女は連絡をくれて、励ましあって、互いに新しい治療にチャレンジしようって事に。
新薬にチャレンジしたり、投与する薬や生活のリズムを変えてみたり、エビデンスのある物を取り入れてみたり…
その結果、僕は現在は日時生活に支障が無い程度には回復しました。
彼女にはとても感謝ですね。
彼女はというと…
退院後の動向
彼女はというと、大きな変化がありました。
病気に関しては変わらずですが、一時期ではあるものの、車椅子無しでも通勤出来るようになっていました。
帰りのバスで会った際の衝撃は今でも忘れません。
仕事も自立の為に、役場で特別雇用として働いてます。
その役場へは僕が派遣で働いてた際の伝手で紹介したんですよ。偉いでしょ。偉いぞ過去の自分。ウン。
そして相変わらず可愛い。 ポニーテールっていいよね。
僕はというと、退院後からの治療はほとんど変わっていません。
(一時期変えましたが、身体に合わずにもどした)
が、今年10月からはまた治療を変えていこう思ってます。
それもこれも今度は彼女に励まされてですね。
人間のかたち
なんかまた持てる自慢の話をつらつらと書きやがってみたいに思われたくないので(?)
人間が人間であるのに必要な物って、やっぱりコミュニケーションだと思う5年間だと思いました。
病気になるまでは何も考えなくても周りに人間が居たから気付かなかったんですが、当たり前のことといえばそうなんですよね。
けものフレンズでも「ヒトはコミュニケーション能力が高い」っていわれてますし、そこが欠けたら人間じゃいられなくなるのかなって?
いま渋い顔をした人はもっときっかけ作ろうね???
自分で言うのは烏滸がましいけど、
彼女は僕が入院しなきゃ今の生活も無かっただろうし、病室で塞ぎこんだままだったかもしれない。
僕も彼女に出会わなかったら、ひたすら痛み止め飲んで湿布だらけで苦しんでたかもしれない。
仕事も何だかんだ人との縁がずっと繋がってて、架け橋になることも出来たし…
どこでどう繋がるかわからないから、今繋がってる人、そしてこれから繋がる人を大事にしようと思いました。
ちなみに僕は来月に小学校以来の友人の紹介で転職します。
時給生活からもおさらばです。ヤッター
彼女はどうなるんだろうな?
今はまた車椅子生活に戻ってるけど、今度通院日が重なったらご飯でも誘ってみようかな?
と思った通院日の昼下がり。
点滴を流しながらの乱筆。
おしまい